おはようございます。
トモです。
7月に入り本格的に暑い日が続いていますね。
今日は、この暑い時期だからこそ知っておきたい食中毒についてです。
現に、厚生労働省のデータによると食中毒の発生件数は、7月8月が最も多く発生し、特に注意が必要とされている時期になります。
さらに「私は大丈夫」と思っていても食中毒は飲食店で一番起こっているので油断できません。
そこで食中毒を防ぐにはどうすればいいのか。一つの事例とともに紹介しますのでご覧ください。
|大阪で起きた集団食中毒
1997年、一年間に全国で17,877人が感染したと言われるO157(腸管出血性大腸菌)。
その中でも注目を集めたのは学校給食による小学生の集団感染でした。
患者数は7,996名にのぼっています。
|O157の意外な特徴
集団食中毒で猛威を振るったO157ですが、意外や意外とてもヤワな菌だそうです。
雑菌類がたくさんいる汚い場所ではO157は生存することができません。
土の中で栽培された食材にO157が付着しても土壌菌がいればいっぺんにいなくなります。
それほどヤワな菌ですが、くしくも世界で一番キレイだと言われる日本の「給食場」にO157が持ち込まれたことで、増殖が進み集団感染に繋がったようです。
|平気な子供もたくさんいた
同時期に岡山県の給食により集団発生したO157。
検便によりO157が検出された300名の小学生の症状を調べたものがあります。
その中で
・入院が必要な児童 ・・・ 約1割
・下痢のみの児童 ・・・ 約6割
・下痢もしない無症状な児童 ・・・ 約3割
感染したにも関わらず、こんなにも症状の違いがうまれています。
この違いに食中毒を防ぐヒントがありそうです。
|やっぱり腸内細菌
症状の違いは腸内細菌の数で変わるようです。
腸内細菌が多ければO157は腸の中で増殖できず、逆に、少なければ増殖をゆるすことになってしまいます。
食生活はもちろんですが、清潔志向で抗菌の製品ばかり使っていると腸の中の有用な腸内細菌まで減ってしまいます。
あまり神経質になりすぎるのも良くないですね。
こういった事例を見る限り、あらゆる食中毒を完璧に防ぐことはできないと思いますが、腸内環境によって症状を和らげたり、症状が出なかったりということはあるということです。
食中毒は、食材を生で食べないようにするなど、ある程度は自分で気を付けることができます。
でも・・・
おいしいもの食べたいですよね。
外食だってしたいですよね。
そんな時、元気な腸内細菌がいれば心強いと思いませんか?
今までもちょくちょく話してきましたが腸内環境を整えることでうける恩恵は計り知れません。
あなたも今日から、腸活はじめてみませんか。